睡眠時間は確保できていますか?思わぬところに潜む肥満の原因

昔の子どもに比べ、近年の子どもの睡眠時間が減っていることや、就寝時間が遅くなっていることなどは、現代社会の特徴とも言えるかもしれません。
これは、親の生活パターンに巻き込まれているケースや、ゲームなどに夢中になって夜更かししてしまうなど、家庭によって理由は様々でしょう。
ですが実は、睡眠不足が太りやすくなる原因を作り出しているというのは、ご存知でしょうか?

小学生低学年に必要な睡眠時間は?

小学生低学年の子どもに必要な睡眠時間は、10時間〜10時間半と言われています。
もし翌朝の起床が7時だとするなら、前夜は20時半〜21時の間には寝る計算になります。
また、きちんと布団に入ったとしても、直前までゲームをやったりテレビを見ていたりすると、液晶画面の強い光によって睡眠が妨げられ、結果として寝不足になることがあります。早めにゲームやテレビを切り上げるよう、お子さんと約束するなどの工夫もしましょう。

睡眠は新陳代謝を促している

子ども時代に必要な睡眠を確保できなかった子は、成長してから肥満体型になってしまう確率が上がっていることがわかっています。
これは、睡眠は新陳代謝を促すようにできているため、睡眠が短いぶん体が充分な代謝をできなかったことになるためです。

新陳代謝がよい人は、自然とカロリー消費もできています。
ダイエットや肥満解消は、新陳代謝をアップさせることが大切であることからもわかるように、お子さんが睡眠不足にならないよう気をつけてあげることが、肥満防止になります。

お子さんに必要な睡眠時間を確保しよう

睡眠不足は、肥満のことだけでなく、集中力・記憶力にも影響を及ぼしたり、キレやすくなったりと、悪循環を及ぼします。
普段から必要な睡眠時間を確保するよう親として気をつけてあげることが、お子さんのためであるのは言うまでもありません。